入試対策方法
共通テストのリスニング対策は過去問の前に「聞き取る力」から|ディクテーションとシャドーイングの順番で進める
2026年10月10日
共通テストのリスニング対策は、過去問演習から始めないでください。先にディクテーションとシャドーイングで、聞き取る力を作ります。形式に慣れる演習は、その後に回します。
聞き取れない英語は、問題形式に慣れても聞き取れないままです。この記事では、共通テストのリスニングの配点と形式、対策の順番を解説します。
目次
共通テストのリスニングの配点と試験時間
共通テストのリスニングは、配点100点・解答時間30分の試験です。
『英語』の出題は、リーディングとリスニングの2つです。大学入試センターの出題方法等によると、受験者は原則として両方を受験します。配点と試験時間は次のとおりです。
| 区分 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|
| リーディング | 80分 | 100点 |
| リスニング | 60分(うち解答時間30分) | 100点 |
リスニングの試験時間には、ICプレーヤーの作動確認と音量調節の時間も含まれます。
令和9年度の問題作成方針は、リスニングの音声について定めています。使うのは、多様な話者による現代の標準的な英語です。読み上げ回数は、1回読みと2回読みの両方の問題を含む構成です。1回しか流れない問題がある以上、聞き直しに頼らずに内容をつかむ力が必要です。
共通テストのリスニングの配点比率は大学で違う
共通テストのリスニングの得点をどの重みで使うかは、大学によって違います。
共通テストの素点は、リーディング100点とリスニング100点で同じです。一方で、東京大学の令和9年度入学者選抜要項は比率を変えています。合計200点を、リーディング140点・リスニング60点に換算して利用します。
志望校が素点のまま使うのか、比率を変えるのかで、リスニングにかける量は変わります。志望校の募集要項で比率を確認してから、量を割り振ってください。優先順位の決め方は、配点と伸びしろで科目の優先順位を決める方法で解説しています。
共通テストのリスニング対策はディクテーションから始める
共通テストのリスニング対策は、ディクテーションから始めてください。
ディクテーションとは、聞いた英語を一語ずつ書き取る練習です。シャドーイングとは、音声を聞きながら、少し遅れて同じ英語を口に出す練習です。
リスニングの一番いい練習は、ディクテーションからシャドーイングへ進める方法です。これは成瀬アカデミー講師陣の考えです。講師陣は、英検のリスニング対策もこの2つの後に置いています。
ディクテーションで聞き取れない箇所を特定する
ディクテーションを先にやる理由は、聞き取れていない箇所が紙に残るからです。なんとなく意味が分かった気になる聞き方では、どの語を聞き落としたかが分かりません。書き取れなかった箇所が、そのまま直すべき箇所になります。
書き取れなかった語を確かめて、知らない単語だったなら単語の暗記に戻ります。単語の覚え方は、英単語帳を前半と後半に分けて回す進め方で解説しています。知っている単語なのに書き取れなかったなら、音の聞き取りの問題です。
シャドーイングで英語の速さについていく
ディクテーションの後は、シャドーイングに進みます。書き取りで確かめた英語を、音声と同じ速さで口に出します。聞いた英語をその速さのまま処理する練習になります。
共通テストのリスニングの過去問はシャドーイングの後に使う
共通テストのリスニングの過去問は、ディクテーションとシャドーイングの後に使います。
講師陣は、英検のリスニング対策をディクテーションとシャドーイングの後に置いています。過去問の役割は、1回読み・2回読みの形式や、設問の流れに慣れることです。英検の対策と同じく形式に慣れる演習なので、この記事では同じ順番を勧めます。
問題と正解は、大学入試センターの「過去3年分の試験問題」で公開されています。次の順番で使ってください。
- 音声を止めずに、本番と同じ流れで解く
- 間違えた設問の英文を、ディクテーションで書き取り直す
- 書き取れなかった箇所を確かめ、シャドーイングで口に出す
解いて答え合わせをしただけでは、聞き取れなかった英語はそのまま残ります。復習の仕方は、過去問を解きっぱなしにしない3ステップの復習法にもまとめています。
まとめ
- 共通テストのリスニングは配点100点・解答時間30分。1回読みと2回読みの問題がある
- リーディングとリスニングの比率は大学で違う。東京大学は140点対60点に換算する
- 対策はディクテーションから始め、シャドーイングへ進む
- 過去問演習は、聞き取る力を作った後に、形式に慣れるために使う
- 過去問で間違えた英文は、書き取りと口に出す練習で使い切る
成瀬アカデミーの講師は、全員が難関大出身で、自身も逆転合格を経験しています。講師は、逆転合格までの勉強を自分でやり切っています。その人間が教えるので、やり方に再現性があります。
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