入試対策方法
共通テストの追試験は体調不良でも受けられる|対象になる人・日程と、本番前から続ける体調管理
2026年10月09日
共通テストの追試験は、病気やけがなどで本試験を受けられない人のための試験です。インフルエンザだけでなく、風邪も対象に含まれます。本試験の当日に体調が万全でなければ、無理に受けずに追試験の申請を考えてください。
ただし、追試験は日程も会場も本試験と違います。この記事では、追試験の対象・日程・申請方法の確認先を解説します。本試験で受けるための体調管理も紹介します。
目次
共通テストの追試験の対象になる人
共通テストの追試験の対象は、やむを得ない理由で本試験を受けられない人です。病気・けが・事故などが、その理由に当たります。
大学入試センターの令和9年度受験案内は、追試験の対象者を次のように示しています。
- 疾病や負傷で受験できない人
- 試験場に向かう途中の事故で受験できない人
- その他のやむを得ない事由(両親等の危篤・死亡、自宅の火災等)で受験できない人
疾病には、インフルエンザ・ノロウイルス・新型コロナウイルス・風邪等を含みます。同じ受験案内は、感染症に罹患して治癒していない場合は受験できないとしています。試験当日に発熱やせきがある場合も、無理をせず追試験を申請するよう求めています。
令和9年度の実施要項によると、追試験の受験は各大学が審査して許可します。大学は、所定の基準で申請事由を審査します。体調不良で受験を迷う場合、自分だけで判断して当日に無理をする必要はありません。
共通テストの追試験の日程と会場
共通テストの追試験は、令和9年度の場合、2027年1月23日と24日に行われます。本試験は、その1週間前の1月16日と17日です。
受験案内によると、追試験の出題方法や試験時間は、本試験に準じます。一方で、試験場は原則として全国を2地区に分けて設定されます。本試験より遠い会場で受けることになる可能性がある、ということです。
追試験は、本試験とは別の問題で行われます。追・再試験の問題は、本試験とは別に公開されています。公開先は、大学入試センターの「過去3年分の試験問題」です。また、追試験についての再試験や追試験はありません。
申請方法は12月上旬に確認する
追試験の申請方法の詳細は、「受験上の注意」で示されます。「受験上の注意」は、12月上旬に大学入試センターのウェブサイトに掲載されます。実施要項によると、受験票も12月上旬までに発行されます。受験票を取得するときに、追試験の申請方法も一緒に確認しておいてください。
出願後のけがや病気は受験上の配慮も申請できる
出願後のけがや病気で普段どおりに解答できないなら、受験上の配慮を申請できます。
実施要項は、出願後の不慮の事故等による配慮について、別の申請期間を定めています。対象は、交通事故・負傷・発病・症状の悪化等です。申請期間は、2026年12月10日から2027年1月12日までです。配慮の例は、試験時間の延長、代筆による解答、特定試験室の指定などです。
共通テストの追試験は、本試験を受けられない人のための制度です。受験上の配慮は、受験はできるが普段どおりに解答しにくい人のための制度です。けがをした時点で、どちらに当たるかを考えて早めに動いてください。
共通テストの追試験に頼らないための体調管理
共通テストの追試験は、会場が遠くなる可能性があり、問題も本試験と別です。本試験で受けられるように、本番前から感染症対策を続けてください。
厚生労働省の急性呼吸器感染症(ARI)対策のQ&Aは、次の予防策を挙げています。
- 流水と石けんで手を洗う
- 加湿器などで室内の湿度を50〜60%に保つ
- 十分な休養とバランスのとれた栄養を日ごろから心がける
- 予防接種が可能な感染症は、ワクチンの接種を検討する
- 流行してきたら、人混みや繁華街への外出を控える
- 季節を問わず、部屋を十分に換気する
どれも特別な対策ではありません。体調を崩した週は勉強が止まり、その分の遅れを後で取り戻す必要が出ます。本番前の数か月だけでなく、受験期を通して続ける習慣にしてください。
体調を崩した週は計画を立て直す
それでも体調を崩したら、回復を優先してください。治ってから、止まった分を前提に計画を組み直します。週単位の立て直し方は、1週間単位でやることを決めて毎週検証する方法で解説しています。
追試験の問題は、追・再試験の過去問として公開されています。本試験と同じく、時間を計って解く練習に使えます。復習の進め方は、過去問を解きっぱなしにしない3ステップの復習法にまとめています。
まとめ
- 共通テストの追試験は、病気・けが・事故などで本試験を受けられない人が対象。風邪も含まれる
- 令和9年度の追試験は2027年1月23日・24日。試験場は原則として全国2地区
- 申請方法は、12月上旬に大学入試センターが掲載する「受験上の注意」で確認する
- 出願後のけがや病気で解答しにくい場合は、受験上の配慮も申請できる
- 本試験で受けるために、手洗い・湿度・休養と栄養などの基本的な対策を続ける
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参考文献
- 令和9年度 受験案内 D 試験(大学入試センター)
- 令和9年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項(大学入試センター)
- 過去3年分の試験問題(大学入試センター)
- 厚生労働省「令和7年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」