入試対策方法

共通テストの数学で時間が足りない原因|公式と解法パターンの暗記と「なぜその解き方か」の理解で直す

2026年10月11日

共通テストの数学で時間が足りないなら、計算より先に方針の決め方を直してください。手が止まる原因は2つあります。公式や解法パターンがすぐに出てこないことと、問題文の誘導の意図を読めないことです。

どちらが原因かで、優先する勉強は変わります。この記事では、模試の数学の偏差値60を目安に、どちらから直すかを解説します。

目次

  1. 共通テストの数学は2科目とも70分で解き切る試験
  2. 共通テストの数学で手が止まる2つの原因
  3. 偏差値60未満なら公式と解法パターンを先に叩き込む
  4. 偏差値60以上なら「なぜその解き方になるのか」を理解する
  5. 共通テストの数学の過去問で止まった原因を見分ける手順
  6. まとめ
  7. 共通テストの数学の対策を相談したい方へ
  8. 参考文献

共通テストの数学は2科目とも70分で解き切る試験

共通テストの数学は、2科目とも70分で解き切る試験です。

大学入試センターの出題方法等で、数学の試験時間と配点を確認できます。『数学Ⅰ,数学A』と『数学Ⅱ,数学B,数学C』は、どちらも70分・100点です。『数学Ⅱ,数学B,数学C』では、4項目から3項目を選んで解答します。4項目は、数列・統計的な推測・ベクトル・平面上の曲線と複素数平面です。

令和9年度の実施要項の時間割では、2科目とも試験2日目に行われます。数学①は13時から14時10分、数学②は15時から16時10分です。

70分で大問をすべて解く試験では、手が止まった時間がそのまま失点になります。時間が足りない人は、まず「どの設問のどこで手が止まったか」を特定してください。

共通テストの数学で手が止まる2つの原因

共通テストの数学で手が止まる原因は、知識の不足と理解の不足の2つです。

令和9年度の問題作成方針は、数学で「解決の見通しをもつこと」などを求めています。題材の例には、日常生活や社会の事象を数理的に捉えるものが挙がっています。教科書で扱われていない定理を、既習の知識で導く題材も例に挙がっています。見たことのない設定でも、問題文に沿って方針を立てる力が問われるということです。

誘導とは、大問の中の小問が、答えまでの考え方の順番を示す構成のことです。手が止まる場面は、次の2つに分かれます。

  1. 公式・定理や解法パターンがすぐに出てこない(何を使えばいいか分からず止まる)
  2. 誘導の意図が読めない(小問がなぜその順番なのか分からず、読み直して止まる)

1つ目は知識の不足、2つ目は理解の不足です。過去問や模試で、どちらの止まり方が多いかを数えてください。

偏差値60未満なら公式と解法パターンを先に叩き込む

模試の数学の偏差値が60未満なら、公式・定理と解法パターンを先に叩き込んでください。60という数字は、あくまで目安です。

偏差値60未満の人は、公式・定理など覚えなくてはならないものを先に覚えます。そのうえで、解法パターンを叩き込みます。成瀬アカデミーは、この順番で進めるべきだと考えています。解法手順や数学にある程度慣れてきたら、本質の理解を目指し、偏差値70以上を目指します。

最終的には本質の理解が必要ですが、最初は丸暗記でも構いません。その科目にあまり知識がない人は、むしろ丸暗記からやる方がいい場合が多いです。最初から理解しようとすると、暗記すべきものが暗記できないからです。混乱することもあります。ただし、解答の根拠は常に持ってください。

公式と解法パターンが頭に入っていれば、問題を読んですぐに道具の候補が浮かびます。偏差値60未満の人は、この候補を探す時間で手が止まりやすくなります。

丸暗記で止めると伸びなくなる

丸暗記だけの勉強は、いつか必ず伸びなくなります。成瀬アカデミー講師陣の経験則では、偏差値40〜50あたりで頭打ちになります。統計ではなく、指導経験から見た目安です。解法に慣れたら、解き方の理由の理解へ進んでください。

偏差値60以上なら「なぜその解き方になるのか」を理解する

数学の偏差値が60以上なら、「なぜその解き方になるのか」を理解して進めてください。公式など暗記すべきものは、暗記したうえで理由を確かめます。

誘導の小問は、出題者が想定した解き方の順番を示しています。解き方の理由が分かっていれば、小問がなぜその順番に並んでいるかを読み取れます。誘導の意図が読めれば、問題文を何度も読み直す時間が減ります。

理由を理解できているかは、解いた問題を解答を見ずに説明して確かめます。なぜその式変形をしたのかを、言葉で説明してください。説明が止まった箇所が、理解が足りない箇所です。

解答を読んでも理由が分からない問題は、どの行から分からないかを先に特定します。手順は、数学の解答を読んでも分からないときの対処法で解説しています。

共通テストの数学の過去問で止まった原因を見分ける手順

共通テストの数学の過去問は、手が止まった原因を見分けるために使います。使い始めるのは、出題範囲の基礎を参考書で一通り終えてからです。基礎が残ったまま解くと、止まる設問が多すぎて原因を分けられません。解くときは、時間を計ってください。

問題と正解は、大学入試センターの「過去3年分の試験問題」で公開されています。次の手順で使ってください。

  1. 本番と同じ試験時間を計って解く
  2. 手が止まった設問に印をつける
  3. 印をつけた設問を、「公式・解法が出ない」と「誘導が読めない」に分ける
  4. 前者は公式・解法パターンの暗記に戻り、後者は解き方の理由を説明できるまで解き直す

前者が多い人は、偏差値60未満の進め方を優先します。後者が多い人は、60以上の進め方を優先します。復習の進め方は、過去問を解きっぱなしにしない3ステップの復習法にまとめています。

まとめ

  • 共通テストの数学は2科目とも70分・100点で、試験2日目の午後に続けて行われる
  • 時間が足りない原因は、公式・解法パターンが出ないことか、誘導を読めないこと
  • 偏差値60未満が目安なら、公式・定理と解法パターンを先に叩き込む。最初は丸暗記でも構わないが、解答の根拠は常に持つ
  • 偏差値60以上が目安なら、「なぜその解き方になるのか」を理解しながら進める
  • 過去問は時間を計って解き、手が止まった原因を2つに分けて直す

成瀬アカデミーの講師は、全員が難関大出身で、自身も逆転合格を経験しています。講師は、逆転合格までの勉強を自分でやり切っています。その人間が教えるので、やり方に再現性があります。

共通テストの数学の対策を相談したい方へ

共通テストの数学で時間が足りない原因を見分けられないなら、相談してください。成瀬アカデミーの無料オンライン個別相談で、模試の結果と過去問の解き方を伺います。そのうえで、どこで手が止まっているかを一緒に整理します。

成瀬アカデミーでは、生徒が先生役になって問題を説明する「逆授業」を行います。数学では、どういう問題のときにどの公式を使うかが、説明を通して身につきます。専属コーチが週単位のタスクを設計し、日々の学習状況を把握します。


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成瀬アカデミー:https://naruse-academy.com/

参考文献

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