入試対策方法
英検対策は技能ごとに順番が違う|対策講座が必要なのはライティングとスピーキングだけ
2026年10月17日
英検対策は、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングで、やることも順番も違います。リーディングは大学受験の英語の勉強で伸ばします。リスニングは、聞き取る力を作ってから英検の形式に進みます。
成瀬アカデミーの講師陣は、英検対策講座が必要なのは基本的にライティングとスピーキングだけだと考えています。この記事では、技能ごとの勉強の順番と、講座を使う技能の見分け方を解説します。
目次
英検対策は技能ごとにやることが違う
英検対策は、技能ごとに中心になる勉強と、対策講座の要否が違います。成瀬アカデミーの講師陣の考えをまとめると、次の表になります。
| 技能 | 中心になる勉強 | 対策講座 |
|---|---|---|
| リーディング | 文型・品詞の理解と音読(大学受験の勉強) | 基本的に不要 |
| リスニング | ディクテーション→シャドーイング→英検の形式の対策 | 基本的に不要 |
| ライティング | 英検の形式に合わせた対策 | 必要 |
| スピーキング | 英検の形式に合わせた対策 | 必要 |
リーディングとリスニングは、土台の力がないまま形式に慣れても点が伸びません。ライティングとスピーキングは、英検の形式そのものに合わせた練習が要ります。読む・聞くの2技能と、書く・話すの2技能で、考え方を分けてください。
英検対策のリーディングは大学受験の勉強で伸ばす
英検対策のリーディングは、大学受験に向けた勉強で伸ばします。具体的には、文型・品詞の理解と音読です。
リーディングで点が取れない人は、英文の意味が分かっていません。成瀬アカデミーの講師陣の経験では、英検の長文には出題の癖がほとんどないからです。英文が読めないまま英検の問題集を解いても、読み違える文は減りません。
根拠の一文を訳せるかの確かめ方と、音読の手順は、英検の長文が解けない原因と直し方で解説しています。
英検対策のリスニングはディクテーションとシャドーイングが先
英検対策のリスニングは、ディクテーションからシャドーイングの順で始めます。英検の形式に合わせた対策は、その後です。成瀬アカデミーの講師陣は、リスニングの練習ではこの順番が一番いいと考えています。
- ディクテーション:聞いた英語を、一語ずつ書き取る練習
- シャドーイング:音声を聞きながら、少し遅れて同じ英語を口に出す練習
ディクテーションでは、聞き取れなかった語が紙に残ります。どこを聞き落としたかが分かるので、直す箇所がはっきりします。
日本英語検定協会の2級の試験内容によると、2級のリスニングは放送が1回です。会話の内容一致選択と文の内容一致選択で、各15問あります。聞き直しができない以上、聞き取る力がないまま過去問を解いても得点は安定しません。共通テストのリスニングも同じ順番で対策できます。進め方は、共通テストのリスニング対策の順番で解説しています。
英検対策講座が必要なのはライティングとスピーキングだけ
英検対策講座が必要なのは、基本的にライティングとスピーキングだけです。成瀬アカデミーの講師陣の考えでは、リーディングとリスニングに対策講座は基本的に要りません。
英検のライティングは記述式、スピーキングは面接で、どちらも選択肢から答えを選ぶ形式ではありません。答えが1つに決まらないので、自分の答案のどこに誤りがあるかを、自分だけで見つけるのは難しくなります。
英検のライティングは英文要約と英作文の2題
日本英語検定協会の2級の試験内容によると、2級のライティングは2題です。
- 英文要約:説明文などを読み、内容を英語で要約する
- 英作文:指定されたトピックについて、英語で意見を論述する
どちらも記述式です。要約は、元の英文を正しく読めていないと書けません。英作文は、文法の誤りや論理の飛躍を指摘してもらう練習が必要です。
英検のスピーキングは面接の形式に慣れる
2級の二次試験は、面接委員1人との約7分の個人面接です。課題は次の5つです。
- 約60語のパッセージの音読
- 音読した内容についての質問
- 3コマのイラストの展開の説明
- カードのトピックに関連する意見
- 日常生活の一般的な事柄についての意見
評価の観点には、応答内容・発音・語い・文法・語法などが含まれます。面接の流れと時間配分は、本番と同じ形式で練習しないと身につきません。
英検対策は大学受験の英語と二本立てにしない
英検対策は、大学受験の英語の勉強と二本立てにしないでください。リーディングとリスニングは、受験勉強の延長で伸ばせるからです。
英検のために別の勉強時間を取るのは、ライティングとスピーキングだけで足ります。大学受験の一般選抜で英検がどう使われるかは、大学受験の英検が一般選抜で使われる3つの形で解説しています。志望校の使われ方を確かめてから、受験する級と時期を決めてください。
まとめ
- 英検の勉強は、リーディング・リスニングとライティング・スピーキングで考え方が違う
- リーディングは、文型・品詞の理解と音読という大学受験の勉強で伸ばす
- リスニングは、ディクテーション→シャドーイングの後に英検の形式に進む
- 英検対策講座が必要なのは、基本的にライティングとスピーキングだけ
- 英検の勉強を、大学受験の英語と二本立てにしない
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