入試対策方法
英文法はいつまでに終わらせる?英文解釈と長文読解に使う時間から逆算して期限を決める
2026年10月11日
英文法はいつまでに終わらせるかは、試験日からの逆算で決まります。月ごとの目安で決めるものではありません。英文解釈・長文読解・過去問に使う時間を先に確保し、残った期間が文法の期限です。学校の授業が終わるのを待つ必要はありません。
文法は、それ自体で点を取る科目ではなく、長文を読むための道具です。道具の準備に時間を使いすぎると、長文で点を取る練習の時間がなくなります。この記事では、英文法はいつまでに仕上げるべきかを自分で決める手順を解説します。期限内に終わらせる進め方も紹介します。
目次
英文法はいつまでに終わらせるかは試験日からの逆算で決まる
英文法はいつまでに終わらせるかは、試験日からの引き算で決まります。試験日から、文法の後にやる勉強の期間を引いてください。
大学受験の英語は、文法の後に英文解釈と長文読解へ進むのが一般的です。過去問は、最後に取り組みます。英文解釈とは、1文の構造を正確に取って意味を確定させる勉強のことです。後ろの3つに必要な期間は、先に確保してください。確保できなければ、文法をいくら丁寧に仕上げても点数につながりません。
起点になる試験日は、公的な日程で確認できます。大学入試センターの令和9年度試験の案内が、その一つです。令和9年度の共通テスト本試験は、2027年1月16日・17日です。個別試験の日程は、志望校の募集要項で確認してください。
英文法の期限を逆算する4つの手順
英文法の期限を逆算する手順は、次の4つです。
- 共通テストと志望校の個別試験の日程を確認する
- 過去問に使う期間を見積もる(解く年数と復習・音読の日数)
- 長文読解と英文解釈に使う期間を見積もる
- 試験日から2と3を引き、残った日を文法の期限にする
期限が今日より前になる人は、すでに文法に時間を使いすぎています。その場合は、下の「期限に間に合わないときの立て直し方」に進んでください。
見積もりは自分の実際のペースで出す
期間の見積もりには、自分が実際にかかった日数を使ってください。文法書を1章進めるのに何日かかったかを記録すれば、残りの章にかかる日数が出ます。希望的な数字で計画すると、後ろの英文解釈と長文読解が必ず圧迫されます。
英文法に時間をかけすぎてはいけない理由
英文法に時間をかけすぎてはいけない理由は、文法だけでは点にならないからです。文法の知識は、長文の中で使われて初めて点数に変わります。
英語長文を読むうえで一番大事なのは、文型・品詞・修飾関係・語法の理解です。これは成瀬アカデミー講師陣の考えです。文法の勉強は、この4つを長文の中で見抜くための準備です。4択の文法問題集を何周も解いていても、長文で使わなければ得点は伸びません。
1周目で完璧を目指すと期限を越える
英文法はいつまでに終わらせるかを決めても、期限を越える人がいます。1周目で全部を覚えようとする人です。講師陣は、参考書はまずさっさと1周し、全体像をつかむべきだと考えています。1周目の目的は「全体はこんな感じか」と見通すことです。暗記とは別物なので、1周目で覚え切ろうとしないでください。
1周目から全ての例文を覚えようとすると、仮定法や分詞構文で手が止まります。止まった単元の前で何週間も足踏みし、期限はあっという間に過ぎます。
英文法を期限内に終わらせる進め方
英文法を期限内に終わらせる進め方は、学校を待たずに1冊を始めることです。1周目で全体像をつかみ、2周目以降で暗記と理解を進めます。
学校の授業を待たずに1冊を始める
講師陣は、学校の授業が進むのを待たずに、どんどん受験勉強を進めてよいと考えています。まだ習っていない単元でも、参考書で先に進めて構いません。学校の進度に合わせていると、逆算した期限に間に合わない場合があります。
文法書は1冊に絞ってください。何冊も並行すると、どれも1周目の途中で止まります。絞り方は文法書や問題集を1冊に絞る決め方で解説しています。
2周目以降で暗記と理解を進める
2周目以降は、覚えるべきものを確実に覚えます。最終的には本質の理解が必要です。ただし、最初は丸暗記でも構いません。英文法の知識があまりない人は、むしろ丸暗記から入る方がいい場合が多いです。最初から理解しようとすると、覚えるべき形が覚えられないからです。混乱することもあります。それでも、解答の根拠は常に持ってください。問題を解くときは、なぜその答えになるのかを確かめます。
丸暗記だけで止めると、成績はどこかで伸びなくなります。講師陣の経験則では、丸暗記だけの勉強は偏差値40〜50くらいで頭打ちになります。暗記が進んだ単元から、「なぜこの形になるのか」を説明できるようにします。
長文の中で使えるか確かめる
文法の仕上げは、長文の中で確かめます。1文を選び、主語と動詞、修飾関係に印を付けてみてください。印を付けられない文があれば、その文法事項に戻ります。単語は分かるのに文が読めない場合もあります。切り分け方は、単語は分かるのに英語長文が読めない原因と直し方にまとめています。
期限に間に合わないときの立て直し方
英文法が期限に間に合わないときの立て直し方は、1日にこなす量を増やすことです。勉強時間ではなく量を増やし、一気に終わらせます。
講師陣は、凡人は周りの1.5倍勉強する必要があると考えています。この1.5倍は、勉強時間を1.5倍にすることではありません。同じ時間でこなす量を、人の1.5倍にすることです。1日に進める章の数を増やし、残りの期間を短く区切ってください。
だらだらと文法を続けるより、短期間で1周を終えて英文解釈に進んでください。その方が、長文読解に使える時間を多く残せます。英単語も同時に仕上げる必要がある人もいます。英単語帳を前半1000語・後半1000語に分けて回す進め方を参考にしてください。
まとめ
- 英文法はいつまでに終わらせるかは、試験日からの逆算で決める。英文解釈・長文読解・過去問の期間を引く
- 見積もりには、自分が実際にかかった日数を使う
- 1周目は全体像をつかみ、2周目以降で暗記と理解を進める(解答の根拠は常に持つ)
- 学校の授業を待たずに、文法書1冊を今日から始める
- 期限に間に合わないなら、時間ではなく量を増やして一気に終える
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